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2011年3月26日 (土)

産経新聞の書評から、「臨床とことば」河合隼雄、鷲田清一著

ブログに書くねたがなくなると過去の日記を掘り返して題材を探してくることにしています。
というわけで、いつの記事かはわからないのですが、産経新聞の書評からです。

ブログの記事の中には、書きかけの項目もあるというのにいいのかなあとも思いますが、今はその意識に達していないというようなこともあるわけですね。

ちなみに前回書いた、夏目漱石の記事の中で、夏目漱石の講演の話しをしましたが、夏目漱石の講演も、割とこんなぐだぐだな語りから入ったりしてるんですよね、夏目漱石著私の「個人主義」どうぞお読みください。

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さて河合隼雄氏はユング派の心理学者ですね。というか今はなくなられていますが、日本にユング心理学を広めた方で、第一人者ですね。鷲田清一氏というのは私は良く知らないのですが、論壇で人気の臨床哲学者だと紹介されています。その二人の対談集だそうです。この書評の中で、その対談の内容が紹介されています。

心理療法の現場では「聴く」ことは重要だ。「私は田舎の生まれ」という相手に「自然に恵まれていたのですね」と応じると、不便さを話そうとしていた相手の心の動きを止めてしまう。日常生活にも当てはまるコミュニケーションのあり方を示す。

この内容はとても示唆に富むと思います。まず、「自然に恵まれていたのですね」と応じたのはなぜか、という点を考えると、もしこれが相手のことを肯定的に受け止めて会話をしようとした結果であれば、肯定的な部分しか受け入れてもらえないのではないか、否定的なことは言ってはいけないのではないかという意識が生じてしまう可能性があると思います。(住んでいた場所が不便だからといってその人のマイナス面ということにはならないと思うのですが、無理に肯定的な側面に焦点を当てて楽しい会話に持っていこうというような意図を感じてしまうと、マイナス的なことを言わないほうが場の空気を乱さずいいのかなという気持ちになってしまうということはありえそうです。)

もしこの聴き手がその時の相手のリアクションから、違和感を察知して、「ところで田舎というのはどこなんですか、ちなみに私は新宿の出身でまあ人里はなれたとかあまり想像はつかないですけど、良く筑波山とか近くの山に登るのは好きなんですよね。旅行も長野とか東北のほうに良く行きます。」なんて話していれば、「先生はそういう観光地しか行かれてないようですけど、何もなくて過疎のようなとこは不便なだけですよ」と返したかもしれない。

まあ、最初の「自然に恵まれていたのですね」というこの言い方から私には、この聴き手に違和感を察知する能力があるとは思えないのだが。その理由については、過去の私のブログの記事、①正直に気持ちを伝える会話術②心を読む方法③感情移入とは何か。などを読んでもらえば、お分かりいただけるのではないだろうか。

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